「学習指導要領の改善で「公共」が必修化、英語は小学5・6年で教科化」ほか12月注目ニュース

「学習指導要領の改善で「公共」が必修化、英語は小学5・6年で教科化」「高専の仕組みや概要がよく分かるパンフレット」など、12月も受験や教育関連の注目ニュースが多くありました。

小中高校関連ニュース

学習指導要領の改善で「公共」が必修化、英語は小学5・6年で教科化

文部科学省の中央教育審議会は「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」で、高校で「公共」を必修科目とすることや、小学校での英語の教科化、アクティブラーニングの視点から学習過程の改善などを、改定案として文部科学大臣へ答申しました。この改定案は2020年度から実施される予定です。

高専受験関連ニュース

高専の仕組みや概要がよく分かるパンフレット

国立高専機構が発行しているパンフレットに、「高専」という選択。高専ガイドというパンフレットがあり、Webサイトでも公開を開始しました。このパンフレットは、高専の概要やQ&Aなど受験前に知っておきたい情報が一通り揃っています。志望校に高専を考えている、もしくは高専を知らない生徒さんや保護者様は一度ご覧になってはいかがでしょうか?

パンフレットにつきましては、国立高専機構のWebサイトでご覧いただけます。

高校受験関連ニュース

県立都農高が閉校へ

非常に残念なニュースです。宮崎県教育委員会の発表によると、2020年度末で県立都農高校を閉校する方針であることが分かりました。定員割れによる生徒数の減少が理由とのことで、2018年度の生徒募集を最後にする方針とのことです。

その他のニュース

不登校問題に関する法案が可決されました

12月14日、国会で「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案」という法案が可決されました。この法案は、「基本理念として、全ての児童生徒が安心して教育を受けられる学校環境の確保、不登校児童生徒の多様な学習活動の実情を踏まえた支援、年齢等にかかわりなく教育を受ける機会の確保等を定める。」としており、不登校児童生徒に様々なサポートしていくための第1歩となる法案です。

国際的な学習到達度調査、日本は読解力低下が問題に

「PISA」という国際的な学習到達度調査の結果が公表されました。日本の調査結果で注目されたのが「読解力の低下」です。この読解力の低下を改善するための1つに、政府は語彙力の強化を挙げています。これは当会で以前から力をいれている読解力の強化と重なります。読解力の向上は勉強の基本で、すべての教科に好影響を与えます。読解力の向上に関心がある、またはご不明な点がある方は、ぜひご相談下さい