中学生の国語力アップ勉強法 ~記述問題編~

2019年2月22日
[2020年2月21日 更新]

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~ 国語が苦手な中学生の方向け ~
中学生の国語力アップ勉強法 ~記述問題編~

教務スタッフの久積です。
「国語力は、全ての教科の土台となる」とよく耳にしませんか。でも、国語はどうやって勉強すればいいか分からず、国語以外の教科を頑張って勉強し、国語は後回しにしてしまっている方も多いのでは?
そこで今回は、国語力をアップさせ、記述問題ができるようになるための勉強法やコツを家庭教師ならではの視点でご紹介します。

なぜ国語の記述問題は難しいの?

記述問題は読解力をもっとも必要とするから

中学生の国語のテスト問題によく出題される内容を大きく分けると、漢字・文法・文章問題の3つに分けることができます。なかでも、文章問題が苦手だという方が多いのではないでしょうか。
文章問題の設問には、以下のようなものがあります。

「筆者の考えを次のア~エの中から選びなさい」という選択問題

「空欄に入る接続詞を答えなさい」という問題

「~を書き抜きなさい」という書き抜き問題

「~を○○字以内で書きなさい」という記述問題

特に記述問題に関しては、解き方が分からない、うまく文章を書くことができないといったお悩みをよく聞きます。それは、記述問題がもっとも読解力を必要とするからなのです。

SNSなどの普及により中学生の読解力は低下し続けています

記述問題ができるようになるためには、読解力をアップさせる必要があるのですが、近年、SNSなどの普及により、中学生の読解力は低下し続けています。
LINEなどをしている方も多いと思いますが、LINEでは瞬時にメッセージが送信されるため、短時間で自分の気持ちを伝えようとしてしまいます。そのため、短文や会話調でのやりとりになりがちで、普段から長い文章を読んだり、文章を組み立てたりすることがなくなっているのです。

では、中学生の国語読解力を高めるにはどのような勉強法がよいのでしょうか。

中学生の国語読解力アップ勉強法

中学生の国語の読解問題は大きく分けて、説明文・論説文・物語文に分けられます。
ここでは、読解問題の勉強法について3つ紹介します。

中学生の国語読解力アップ勉強法①
文章を音読する

読解力をアップさせるためにはまず、漢字力・語彙力・文法力が必要です。
文章を音読してみて、スラスラと読めなければ要注意です。文章を声にだして読んでみて、読めなかった漢字や意味の解らなかった言葉は調べて覚えるようにし、スラスラと読めるようになるまで練習しましょう。

中学生の国語読解力アップ勉強法②
説明文・論説文は段落ごとに内容をまとめる

国語の読解問題を解くうえで特に大切なのは、文章中に書いてあることを正確に読み取り、答えを導くことです。
説明文・論説文においては、段落ごとに書いてある内容を一言でまとめる勉強法がおすすめです。
問題を解くためには、長い文章の中から答えを探して答える力が必要になるため、なんとなく読むのでは、なかなか正解できません。段落ごとに筆者の言いたいことをしっかりと読み取る練習を行いましょう。

中学生の国語読解力アップ勉強法③
物語文は、登場人物の気持ちや行動を表す言葉に線を引く

物語文は、場面ごとに登場人物の気持ちを読み取ることが必要です。そのため、文章中の登場人物の気持ちやそれに伴う行動を表す言葉に線を引く勉強法がおすすめです。
登場人物の気持ちを表す言葉の例
・目的地に着いて安心した
・父は私の態度に眉をつりあげた(怒りの気持ちを表す表情)
この他にもさまざまな言葉があります。登場人物の気持ちの移り変わりに着目しながら線を引く練習をしましょう。

記述問題ができるようになれば成績アップも夢じゃない!

国語の読解問題のなかには、必ずと言っていいほど記述問題が出題されます。例えば、「筆者の考えを○○字以内で書きなさい」や「主人公のこのときの気持ちを○○字以内で答えなさい」といったような問題です。

スタッフ久積の一口メモ

上記のような記述問題は、テストでの配点が高いにも関わらず、最初から諦めて、解答欄が空白のままだったり、なかなか答えられなかったりする生徒さんが多いように思います。
記述問題ができるようになるとぐんと成績アップにつながります!次に紹介する記述問題を解くときのコツについてしっかりチェックしてください。

中学生 国語記述問題を解くときのコツ

文章中の内容を最大限に活用する

「○○字以内で書きなさい」という問題を見ただけで拒否反応を示してしまう方もいるかもしれませんが、すべて自分の言葉で答えを書かなければいけないということはありません。
問題になっている傍線部付近の内容を最大限に活用して答えとなる文章を組み立てましょう。

比喩的な表現や指示語は分かりやすく書き直す

答えとなる文章を組み立てる際、分かりやすくすることが必要です。比喩的な表現や抽象的な表現があれば具体的に分かりやすい言葉に書き換えることを心がけましょう。
また、「それ」「あれ」などの指示語があれば、指示語が指している内容を答えとして書くようにしましょう。

問題の条件に合った言葉で答える

理由を問われている問題であれば、「~から」「~ので」という文末で答えたり、「どのような気持ちですか」と問われている問題であれば「~な気持ち」と答えたり、問題の条件に合った答え方をすることが必要です。

どうしても解らない時は先に答えを見てもOK

授業中やテストの時に答えを見るのはNGですが、自分で勉強を進めているなかで、どうしても手が付けられず解らない問題があったときは、先に答えを見てしまっても構いません。
ただ眺めるだけではなく、答えの文章を音読しながら書き、本文のどこに書かれていたことなのかを把握しましょう。慣れてきたら、答えの書き出しだけを見て、あとは自分で考えるというふうにしながら、徐々に答えを見ることを減らしていくことができればよいでしょう。
繰り返し練習することで、記述力がついてくるはずです。

ここまで、中学生の国語読解力アップ勉強法や、記述問題を解くときのコツについて紹介してきましたが、一人で勉強しているとどうしても行き詰まってしまうこともあるでしょう。そんなときは、家庭教師のサービスを利用してみるという方法もあります。

中学生の国語読解力を高めるための家庭教師活用法

家庭教師だからできる勉強法①
文章の意図について家庭教師と意見を交わすことができる

国語の読解力を高めるためには、文章の意図や、出題されている問題の意図を読み取ることが必要です。家庭教師であれば、先生とのマンツーマン指導のため、文章を読んだ後にすぐに意見を交わすことができます。
読解問題が苦手な方は、問題の意図を読み取ることが難しい場合が多いため、解らないところがあればすぐに質問することができる家庭教師はおすすめです。

家庭教師だからできる勉強法②
記述問題を家庭教師に添削してもらうことができる

記述問題は答えが一つではないため、国語が苦手な方は自分で採点をするのは難しいのではないでしょうか。そんなときも家庭教師なら安心です。
家庭教師に添削してもらうことで、つまずいたポイントをすぐに教えてもらうことも可能です。最終的には自分一人で採点できることが目標ですが、慣れないうちは家庭教師に行ってもらいながら力をつけていくことをおすすめします。

家庭教師だからできる勉強法③
一人ひとりに合った勉強法を教えてもらうことができる

国語の読解力、記述力は勉強を始めたからといってすぐにつく力ではありません。継続して勉強を行う必要があります。家庭教師なら、解らない問題の指導だけではなく、生徒さん一人ひとりに合った勉強法を教えてもらうことができます。
また、家庭教師の指導日以外の日も勉強を進めやすくなるよう、学習計画も考えてもらうことができます。家庭教師は、部活や習い事で忙しい中学生にもぴったりです。

学生家庭教師会でも、国語の読解問題が苦手な生徒さんのサポートをさせていただいています。
経験豊富な家庭教師が数多く在籍していますので、お気軽にご相談ください。

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実際に家庭教師が行った中学生の国語読解力アップ勉強法

最後に、実際に当会の家庭教師が中学生の生徒さんに行った、国語読解力アップ勉強法を一つご紹介します。

新聞の記事を毎日読んで国語読解力アップ!

国語の読解問題のなかでも記述問題が特に苦手だった生徒さんに、当会の家庭教師は新聞の記事を毎日一つ読むという勉強法を提案しました。コラム記事や社説を中心にさまざまな記事を読んでもらいました。
ただ読むのではなく、読んだ記事はノートにスクラップします。そして、解らない言葉には線を引き調べて書きだします。また、慣れてきたら要約をする練習も行いました。毎週、家庭教師の指導日には、記事についての感想を述べたり、要約の添削を行ったりする時間を設けました。
このような勉強法を根気強く続けた結果、生徒さんの語彙力、記述力はアップし、国語の成績だけでなく、他の教科の成績アップにもつながりました。

学生家庭教師会では、生徒さん一人ひとりの苦手に合わせた勉強法をご提案させていただきます。
気になった方は資料請求や無料体験学習を受けられることをおすすめします。

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国語読解力を高め、全ての教科の記述問題に強くなろう!

国語力は全ての教科の土台となる力です。なかでも読解力、記述力は国語の総合力が試されるとても重要な力と言っても過言ではありません。
今回紹介した勉強法を実践することで、国語以外の教科で出題される記述問題にも強くなることができるでしょう。困ったときはぜひ家庭教師のサービスを活用してみてください。

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