中学生の勉強のやり方 決定版

2020年4月24日

中学生の勉強のやり方 決定版

~ 中学生のお子さまとその保護者さまへ ~
中学生の勉強のやり方 決定版

教務スタッフの久積です。
日頃お客さまからと接する中で、それぞれこんな悩みを抱えている印象があります。

  • 自宅学習について
  • 保護者さま:「どうしてうちの子は勉強しないのかしら」
  • 中学生のお子さま:「勉強しなさいって言われるけどどうやってすればいいんだー」
  • 成績について
  • 保護者さま:「うちの子の成績は下がる一方・・・」
  • 中学生のお子さま:「勉強しているつもりなのに全然成績が上がらない...」

こんな悩みを抱えている中学生のお子さま、その保護者さまはとても多いのではないでしょうか。
そこで今回は中学生の勉強のやり方について科目別にお伝えします!

まずは勉強を始める前の準備をしましょう

心の準備をしましょう

今まであまり勉強していなかったのに、明日からいきなり「1日5時間勉強するぞ!」などと目標を立てても、三日坊主で終わってしまう可能性が高いです。やる気を出すのはとてもいいことですが、まずは、焦らず自分のペースで始めることが大切です。 継続的に勉強を行うために大切なことは以下の3つです。

  • 今の自分の力を受け入れて問題を選ぶこと
  • 達成できる目標を立てること
  • 毎日こつこつ取り組むこと

勉強場所の準備をしましょう

勉強する場所が決まったら、そこに漫画本やゲーム、スマホなどは気が散ってしまうようなものは持ち込まないようにしましょう。 その場所はきれいに片付いていますか?教科書、ノート、問題集を広げるスペースがありますか?なければ片付けをしてから始めましょう。準備ができたら、さあ勉強を始めましょう!

科目別 中学生の勉強のやり方

国語

「国語力」は、国語に限らず他の科目でも重要な役割を持っています。「国語力」は全ての科目の土台となるものといってもよいでしょう。 国語の学習単元を大きく分類すると、<漢字><文法><文章読解><古典>の4つに分けられます。国語の勉強を進めるときに、何からしていいのか分からないという方はまず、音読から始めることをおすすめします。

音読の必要性とは?

音読をすると、自分が読めない漢字、意味が解らない言葉が見えてきます。音読をして読めなかった漢字や意味の解らなかった言葉にはその都度線を引いて辞書で調べ、覚えるようにすることが大切です。目で見るだけではなく、声に出すことで耳から入ってくる音でも覚えることができるので、音読学習は効果的です。

では、ここからは国語の各単元についての勉強方法を紹介します。

漢字

漢字の学習は毎日行いましょう

漢字が苦手な方は、漢字の学習は基本的に毎日するようにしましょう。最近は、スマホやPCの普及によって手書きの機会が減り、以前より漢字が身につきにくい状況になっているようです。定期テストや入試には必ず漢字の読み・書き問題が出題されるので、国語が本当に苦手で、少しでも成績を上げたい方は、漢字を覚えることから始めましょう。

言葉の意味が解らない、語彙力がない場合は・・・

言葉の意味を知らないと、教科書の内容や、先生の説明、さらにテストの内容も解らない部分がでてきてしまいます。語彙力を増やしておくことは、読解力、文章力の向上にもつながります。

おすすめ勉強法

まずは教科書を音読しながら解らない言葉に線を引きましょう。そして線を引いた言葉の意味は辞書を使って調べ、ノートに書いて覚えましょう。 語彙力をつけるには、日々の積み重ねが大切です。
さらに語彙力をつけるには、教科書だけでなく、新聞を読むようにしましょう。コラム記事など興味のある記事から読むことを習慣にし、同じように線を引いた言葉を調べて書くようにすることをおすすめします。

スタッフ久積の一口メモ

毎週1記事読んで、解らない言葉を調べると同時に、その記事についての感想を書くという課題を頑張った生徒さんがいました。継続することで国語力は着実についていきましたよ。

文法

文法問題は、苦手だからといってもう最初からほとんど勉強せずにテストに臨むといったことが多くみられる分野ではないでしょうか。実は、テストや入試に出題される問題にはパターンがあります。文法問題は、理解できると確実に点数が取れる問題なのです。また、文法が理解できるようになるとさらに文章を読むことが楽しくなりますよ。

おすすめ勉強法

まずは文法問題集をどれか1冊決めてやりこみましょう。文法についての説明部分を眺めたり、ノートに書き写したりするのではなく、実際に問題を解き、自分で答え合わせをする際に解説を理解していくほうが効果的です。

文章読解

読解問題が苦手としている場合、設問への取り組み方が解らないという方が多いのではないでしょうか。

実際に問題を解くときのコツ

先に問題文に目を通そう

本文を読む前に、先に問題文に目を通すことでどんなところに注意しながら本文を読めばいいかが分かります。また、問題文から本文の内容が推測できることがあります。

本文中に線を引こう

文章を読みながら答えが書かれていると思うところに線を引いてみましょう。何となく読み進めるのではなく、自分がどこに着目したかということを明確にすることで解答しやすくなります。

選択問題は消去法で解こう

最初から合っている選択肢を探すのではなく、合わないものを消去していき、残ったものの中から正解を探すほうが選びやすいです。

記述問題を練習するときは先に答えを見てもOK

「◯◯字以内で書きなさい」などの記述問題が苦手な場合、どのように文を書いて解答すればいいのかと、問題に手をつけられないこともあると思います。そんなときは思い切って模範解答を見てみましょう。解答の文を音読しながら書き、本文のどこに書かれていたことなのかを把握しましょう。慣れてきたら、模範解答の書き出しだけを見てあとは自分で解答を考えるというふうにしながら、徐々に模範解答を見ることを減らしていきましょう。繰り返し練習することで記述力がついてくるはずです。

古典

古典の学習はまず基本事項(歴史的仮名遣い、表現方法、形式、季語、返り点など)をしっかり押さえることが大切です。

おすすめ勉強法

古典の基本事項を復習できたら、音読しながら本文を読みましょう。本文がスラスラ読めなかった場合は、基本事項を再度勉強する必要があります。古典は、物語のストーリーや内容が解りにくいことがあるので、行き詰ってしまったときは先に現代語訳を見てしまってもよいです。その後本文を読むことで、意味が理解しやすくなるはずです。

数学

ノートの使い方を見直しましょう

数学はまず、ノートの使い方を見直すことをおすすめします。 端からつめて、間隔をあけずに書いていませんか。 計算が複雑になってくると自分でも何を書けばいいか分からなくなってしまい、間違ってしまうことも多いのです。見やすさを優先して、書いていきましょう。また、式の途中計算は、暗算せずにしっかりとノートに書いていきます。これは見直しをするときに計算ミスなどに気づきやすくするためでもありますので、癖づけておきましょう。

スタッフ久積の一口メモ

数学で計算ミスの多い生徒さんは、ノートの使い方を見直すことがとても効果的でした。定期テストなどでも、計算ミスがなくなると確実な点数アップが可能です。

ポイントは計算力

数学の単元を大きく分類すると<数と式><図形><関数><資料の活用>の4つに分けられます。その4つ全てに共通している大切な基礎は、計算力です。どの学年でも学習する単元はまず計算問題から始まります。計算問題が苦手な人は、まずは計算力の向上に努めましょう。

数と式

<数と式>の単元は、ほとんどが計算問題で構成されており、テストや入試問題では一般的に大問1で出題されるような内容です。数学がとにかく苦手という方は、まず<数と式>の単元の克服に努めましょう。
基本的な計算も苦手としている場合は、前の内容(前の学年の内容)にさかのぼって復習を行うことが必要です。計算練習をするときは必ずノートに解き、途中の計算式をしっかり書くようにしましょう。答えを間違えたときに、なぜ間違えたのかを見つけやすくし、同じような間違いの繰り返しを防ぐ必要があります。また、計算ミスが多いからといって、間違えないようにゆっくり解くことはあまりおすすめできません。いつものペースで解いてから、解いたものを見直してミスがないかどうか確認するほうが効果的です。

おすすめ勉強法

計算問題、方程式の計算の練習は、いろいろなパターンを解くことで力がついていきます。整数・分数・小数・平方根、それらが混じった問題など、さまざまなものを解いていく中で、自分の苦手が見えてきます。それが分かったら、苦手なパターンに絞って練習するのもよいでしょう。
文章問題については、文章を読んだだけではどんな計算方法で解いてよいか分からないということを克服するために、図に書いて数の関係を把握する方法もおすすめです。

計算以外の単元(文章題、図形、関数など)が苦手な人へ

計算問題はできるけど、それ以外の文章題や図形問題、関数問題などになると、手が付けられない問題が出てくる、、、という方が多いでしょう。

そんな方へ、学習方法のポイントを紹介します。

  1. 授業の予習をする
  2. 次の日に習う範囲の予習を行いましょう。教科書を使って行います。時間がなかなかとれない人は、教科者に赤文字などで書かれている公式や定理の部分をあらかじめ見て覚えておくだけでもずいぶん違ってきます。
    おすすめは、教科書の例題を解いてみることです。教科書には例題が解説付きで載っています。解説を見ながら例題を解くことで、次の日の授業でどのような問題に取り組むのかをつかんでおくことができます。例題中の解説で解らないところがあれば印をつけておき、授業ではその部分を特に注意して聞くようにしましょう。

  3. 公式や定理が頭に入るまで繰り返し練習する
  4. 数学は、公式や定理をしっかりと覚えていないと解くことができない問題がほとんどです。授業で学習し終わったものについては、公式や定理が頭に入るまで教科書の例題や練習問題で繰り返し学習しましょう。この時点では、難しい問題を解く必要はありません。しっかりと頭に入ってからレベルの高い問題に取り組みましょう。

  5. 類似問題を繰り返し解き、パターンを定着させる
  6. 単元ごとに、テストや入試で出題される問題のパターンがある程度決まっています。学校のワークや自分が持っている問題集などを使って演習を行うことでさらに理解が深まります。応用問題を解くときには、5分考えても解き方が浮かばなければその時点で解答・解説を見ましょう。じっくり考えすぎるのは時間の無駄になってしまいます。

  7. 系統的に復習をする
  8. 数学は教科書で学習する順番通りに復習するよりも、つながりのある単元ごとに復習するとより理解が深まります。例えば、3年生で学習する2次関数(y=ax²)が苦手な人は、1年生で学習する比例・反比例にさかのぼって復習を始める、ということです。

英語

英語は、新出単語や熟語、教科書の下部に掲載されている文に含まれる文法が重要になります。英語がとても苦手で手が付けられないという方は、まずは頑張って英単語を覚えましょう。英語の学習単元を大きく分けると<単語・文法問題><英文読解><リスニング>に分けられます。

単語・文法問題

英単語の学習は毎日行いましょう

英単語を見ながらそのまま写し書きするのではなくテストしながら覚えることが大事です。教科書の英文を音読しながら行うとさらに効果的です。解らない単語はあらかじめ抜き出しておき、意味を調べて学校の授業に臨むようにするとよいでしょう。

英文のつくりを理解することが大切

英文法が苦手な人は、英語と日本語の文のつくりの違いを理解することから始めましょう。 日本語が<主語+◯◯+動詞>と文の最後に動詞がくるのに対し、英語は<主語+動詞+◯◯>と主語の次にすぐ動詞がきます。

<例>
日本語:ブラウン氏は私にその機械の使い方を説明してくれた。
英語:Mr.Brown / explained / me / how to use the machine.
ブラウン氏は /説明してくれた / 私に / その機械の使い方を

おすすめ勉強法

英単語と英文法はセットで勉強を進めることが必要です。単語だけできても、単語の並べ方、文法が分かっていないと問題は解けないからです。単語のみを暗記しようとするのではなく、単語帳にも載っている例文なども一緒に覚えることをおすすめします。

英文読解

英文読解のコツ

読解問題は、全ての英文を丁寧に訳しながら読んでいると、試験では時間が足りなくなってしまいます。問題になっているところ以外の英文については、どんなことが書かれているかという内容をおおまかに把握することができればよいのです。

おすすめ勉強法

まずは教科書の英文を音読しましょう。音読することで英文自体も頭に入り、文法問題、特に英文の並べ替え問題にも有効です。 まずは短めの読解問題から取り掛かるようにするのがおすすめです。問題を解いていくなかで解らない単語や熟語があれば、その都度調べて覚えるようにしましょう。繰り返すことで確実に力がついてきます。

リスニング

英語に耳を慣らすためには

リスニング問題が苦手な方は、とにかく英語に耳を慣らすしかありません。そのためには、リスニング問題をたくさん聞いて練習することが重要です。

おすすめ勉強法

書店にはCD付きのテキストもありますし、音声をダウンロードできるものもあります。最初は放送原稿を見ながら音声を聞き、一つひとつ単語と照らし合わせながら発音を確認しましょう。慣れてきたらさまざまな問題にチャレンジしましょう。 英単語のスペルを覚える際に、ローマ字読みで覚えるのではなく、正しい発音とセットで覚えるようにしましょう。

今回は、主要3科目(国語・数学・英語)の勉強法について紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか。 学生家庭教師会では、理科・社会の自宅学習のやり方についても力を入れて指導させていただいています。勉強のやり方について、どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。

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