変わる教育 学習指導要領とプログラミング教育 ほか2月注目ニュース

先日発表され多くの注目を集めた学習指導要領の改訂。その中でも気になるのがプログラミング教育という、これまでにない取り組みではないでしょうか?今回はそんなプログラミング教育に関わる新着ニュースを中心にお送りいたします。

もうプログラミング教育は始まっている!?各所で体験会やモデル授業が開催

杉並区のとある小学校では6年生を対象とし、プログラミング授業が開催されました。
授業内容は、エンジニア人材サービスの株式会社VSNで普段はエンジニア教育を担当している社員が講師を務め、ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使い『プログラミングでアニメーションを作ろう』をテーマにし、「繰り返し」「背景」「座標」など様々な操作方法を習うというものでした。

また、三鷹市のにしみたか学園三鷹市立第二小学校では、スーパーサイエンスキッズと国際基督教大学高等学校(ICU高校)、三鷹市教育委員会の協力により、ICUの高校生が先生となりプログラミングの授業が行われました。こちらでも「Scratch(スクラッチ)」を使われていました。

どちらの授業も盛り上がり、生徒さんは「またプログラミングの授業を受けたい!」となっていたようです。この事例で使われた言語「Scratch(スクラッチ)」を用いたプログラミング無料体験会が3月に開催されるということなので、興味のある方はこちらのサイトをご覧ください。

ペッパーも参戦!?人型ロボットでプログラミング教育

ソフトバンクグループは「Pepper 社会貢献プログラム スクールチャレンジ」と題し、プログラミング教育を支援する目的で公立小・中学校282校に人型ロボット「ペッパー(Pepper)」を無償で貸し出すと発表しました。この企画の先行事例として、東京都狛江市立狛江第四中学校にペッパー6台が先行して貸し出されました。同校では「ペッパー部」を特設し、5月からはペッパーを活用した授業を開始するとのことです。

ソフトバンクグループは立命館の協力を得ており、ペッパーをどのように活用するかカリキュラムを作成しており、活用方法に注目が集まっています。

タブレットを一人1台持つ時代はもうすぐやってくる!?

タブレットを学習に活用するニュースも今月は目立ちました。福生市で、iPadを市立小学校の3年生全員に貸与し、学びに活用していく旨が発表。この他にも、渋谷区立の全小中学校において生徒および教師に1人1台のタブレットを配備することが発表されました。

福生市では事前に効果検証がされており、タブレットを活用することにより、学習機会が増え習熟度の改善に高い効果を発揮したという結果も出ています。

おわりに

まだまだどうなるかわからないプログラミング教育ですが、本記事で紹介した無料体験会など先行して触れる機会もあります。
プログラミングの授業は軒並み好評のようですので、お子さまと一緒に体験会へ参加してみてはいかがでしょうか?