小学生の英語教育はどう変わる?徹底解説します!

2020年4月17日

小学生の英語教育はどう変わる?徹底解説します!

~ 小学生のお子さまがいらっしゃる保護者さまへ ~
小学生の英語教育はどう変わる?

 

教務スタッフの久積です。
2020年度がスタートしましたね。小学校での新学習指導要領全面実施にともない、小学校3・4年生から英語の授業が行われることとなりました。小学生のお子さまがいらっしゃる保護者さまにとって、小学校で行われる英語の授業内容はとても気になるところではないでしょうか。
そこで今回は、小学英語の授業内容について詳しくお伝えします。家庭でできるサポートについても紹介しますのでぜひご覧ください。

小学生の英語教育必修化 その目的とは?

英語でのコミュニケーション能力向上

昨今の急速なグローバル化にともない、外国語でのコミュニケーション能力がさまざまな場面で必要とされる時代となりました。小学校3・4年生から英語に慣れ親しむことによって、これまでよりも英語でのコミュニケーション能力を向上させる目的があります。

中学英語への接続をスムーズに

小学校3・4年生の「外国語活動」では「聞くこと」「話すこと」を中心とした授業内容、5・6年生の「外国語」では「聞くこと」「話すこと」に加え、「読むこと」「書くこと」についても学習します。小学生のうちに英語のコミュニケーション能力を養っていくことによって、中学校における英語教育への接続をスムーズにし、より高いコミュニケーション能力を身につける目的があります。

スタッフ久積の一口メモ

私自身、中学・高校で英語教育を受けたのにもかかわらず、ほとんどコミュニケーション能力は身につかなかったなーと思っています。だからこそ、今回の小学校の英語教育必修化についてとても興味があります。私のように思っている保護者さまも多いのではないでしょうか。

では、実際にどのような授業が行われるのか紹介していきます。

小学生の英語教育必修化 気になる授業内容は?

小学校3・4年生は「外国語活動」
小学校5・6年生は「外国語」

これまで5・6年生で行われていた「外国語活動」が3・4年生で行われることとなり、5・6年生では「外国語」が教科として実施されます。

小学校3・4年生の「外国語活動」

年35時間の「外国語活動」

小学校3・4年生の「外国語活動」は教科ではないので通知表には書かれません。年間35時間ということは週1~2回の授業が行われます。

「外国語活動」の目標

小学校3・4年生の「外国語活動」の目標は、「聞くこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」ができるようになることです。音声を中心とした英語でのコミュニケーション能力の基礎を学びます。

「外国語活動」の授業内容

各学年の年間授業計画例が文部科学省から発表されています。その一部を紹介します。

<第3学年>
時数1
単元名Hello!あいさつをして友達になろう
単元目標・世界には様々な言語があることを知り、挨拶や名前の言い方に慣れ親しむ
・名前を言って挨拶をする
・相手に伝わるように工夫しながら名前を言って挨拶を交わそうとする
主な活動例・世界の様々な言語での挨拶を知る
・自分の名前を伝え、挨拶をする
表現例Hello.Hi.I’m(Hinata)Goodbye.See you.
新出語彙・語句例hello,hi,friends,I,am,goodbye,see,you

参考:小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1387503.htm

小学校5・6年生の「外国語」

年70時間の「外国語」

小学校5・6年生の「外国語」は教科として行われます。そのため、教科書を使って授業が行われ、通知表に成績が記載されることになります。

「外国語」の目標

小学校5・6年生の「外国語」の目標は、3・4年生で学んだ「聞くこと」「話すこと」に加え、「読むこと」「書くこと」を学びます。「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の4技能を使った言語活動が行われます。これらを通じて、英語でのコミュニケーション能力を育成する目的があります。

「外国語」の授業内容

各学年の年間授業計画例が文部科学省から発表されています。その一部を紹介します。

<第5学年>
時数1
単元名How do you Spell it? アルファベット・自己しょうかい
単元目標・活字体の大文字や、好きなものや欲しいものについて尋ねたり答えたりする表現が分かる
・自分のことや身近なことについて、短い会話や説明を聞いて概要を捉えたり、好きなものや欲しいものについて尋ねたり答えたりする
・他者に配慮しながら自身の名前や好きなもの、欲しいものなどを含めて簡単な自己紹介をしようとする
主な活動例・自己紹介を聞いて具体的な情報を聞き取ったり、必要な情報を得る
・好きなもの、欲しいものなどを含めて自己紹介をする
・活字体の文字で自分の名前を書いたり、そのつづりを言ったりする
表現例Hello.I’m(Saki).
My name is (Kosei).
How do you spell it? K-o-s-e-i.
I[like/don’t like](blue).
What(sport)do you like? I like(soccer)very much.
I have (old balls).
I want (a new ball).
新出語彙・語句例nice, to, meet, spell, new, old, very,much, class, badminton, chocolate, lettuce,name,animal

参考:小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1387503.htm

スタッフ久積の一口メモ

ここまで「外国語活動」「外国語」の目標や授業内容についてみてきましたがいかがだったでしょうか。小学生にさせるのは少し難しいのでは?!という印象を持たれた保護者さまも多いのではないでしょうか。私個人の印象としては、特に小学校5・6年生の「外国語」については、私たちが中学校1年生で受けた英語の授業内容に近いと考えていいのではないかと思っています。

最後に、小学生のお子さまの英語教育に備えて、保護者さまができるサポートについてお伝えします。ぜひ参考にしてください。

小学生の英語教育必修化 保護者さまができることとは?

家庭で事前学習を行う

お子さまが英語の授業についていけるか心配な場合、家庭で事前学習を行うのがおすすめです。ドリルなどの教材を使ったり、子ども向けの英語アプリなどを使ったりする方法があります。  また、マンツーマン指導を受けることができる家庭教師を利用して学習する方法もあります。ぜひこちらの記事も参考にしてください。

家庭教師で小学生のうちに中学英語を先取りしよう!

CDやDVDの活用

英語の歌を聞いたり、英語のアニメや映画などを観たりする方法も効果的です。耳が英語に慣れてくると、英語に親しみやすくなり、苦手意識も持ちにくくなるでしょう。英語の絵本を読み聞かせするのもよいでしょう。

今年度から必修化した小学生の英語教育。今後、お子さまの英語学習を家庭でもサポートしながら、見守っていきたいですね。

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